18 XVIII　The Moon(月)

【キーワード】 迷い　不安　恐れ　戸惑い　幻影を信じる　　　

マインド

月夜の薄暗い光の中で道に迷ったかのような感覚。
恐怖や不安があるようです。そして幻影を見ているかもしれません。
現実に起きている事実と、こうあってほしいという願いが相談の中で混合しています。

【説明】

不安と浄化。このカードが意味するところです。今日の月はあなたの心を映す鏡のようです。青白い月、かすむ大きな月、輝く満月でさえ、月は見る人の心に不安を映し出します。
例えば、願いを唱えつつ、願いが叶わなかった最悪の時を思い不安になるのが人間の弱い心です。不安を打ち消し、清明な月光を浴びる時、自分の中の悪しきものが浄化されるのを感じるのです。

【リーディング】

月のカードが出る時は自分の意志を再確認する時です。必ず自分は止まっているような、滞っているような現状を抜け出すのだ、という強い決意が必要です。「月」のカードには人物がいません。人物がいないということは物事の展開やいきさつの主役が自分ではないことを表しています。
また、ザリガニは、人の深層心理です。水面のさざ波は心の動揺を表し、状況が見えない. これからどうなるのかがわからない、なにかいやなよかんがするという本能的に感じる気持ちを表しています。犬と狼も何かを怖がっていますが、これも本能を表し、本能が危険を感じておびえて吠えている様子です。
何があっても現在の状況を確認し、または誰かに相談するなど不安な状態を一人で悩まないことです。自分自身が取った行動や判断に惑わされず、どうしたいのか目的や目標を明確にしていきましょう。本来の道へと引き返す事が大事です。
中央の月ですが、月は形を変え、様々に見え方変化するものなので「つかみどころがない」「わからない」「曖昧さ」を表しています。
相談者さんの性格にもよりますが、分からない状況での今は、動き出す時ではないという指示をこのカードは出しています。